撮影ブース 自作
プラモデル、ガンプラ、ドール、 フィギュアなど、思い通りの画像としてキレイに撮影するには・・・・。
”かっこよさ”、”見栄え”、”イメージ通り” など、クオリティを追求しだせば、「それなりの撮影機材」が必要となり、ウッカリしてウン十万円単位が吹っ飛ぶぐらいです。
このページでは、そこら辺の検索結果に出てくる「DIY系撮影ブース」よりも一味違う写真が撮れる「撮影環境の作り方」を紹介しています。
まずは「論より証拠」・・・ということで、こんな↓クオリティ(!)になります♪
上記2点の画像は、プロから見れば たいしたことないクオリティかもしれませんが、このような白背景で「実際の見た目」に近い画像を撮影する事は、意外に難しいモノです。
実際に、手持ちのデジカメやスマホなどでやってみると分かります。
いわゆる「物撮り画像」を安定して作成できる環境を、かなり格安で実現できました。
ネットオークション、ヤフオク出品など、本格的な商品撮影にも応用可能。
かかったコストはといえば・・・、デジカメ本体と合わせて2万円超え、3万円で収まる程度です。
( ̄∇+ ̄)vキラーン
まず第一に・・・・・
「ハイエンドモデルの一眼レフカメラ」が必要です・・・・・
などと言われればソッコーでページを閉じたくなりますが、まったく その必要はない ので・・・・安心してください。
実際にここで使用しているカメラは「CANNON IXY160」。
新品で8000円ぐらいでゲットしたコンパクトデジカメです。
某通販サイトで1位だったという理由だけでゲットしました。
では、見栄えのいい画像を撮るには、何が決め手かというと・・・、
「デジカメの性能の違いが、画像の美しさの決定的差ではないということを教えてやる」
・・・
『撮影の90%は照明で決まる』というのは写真業界の常識かどうかは分かりませんが、自分でいろいろやってみた結果これは ”ガチ” でした。
カメラよりも”撮影環境”に工夫と資力を掛ける事がキモです。
自作撮影ブースの全体像です。
従来の撮影ブースのイメージからすれば、一見してそれとは分かりにくい外観かもしれません。
発泡スチロール箱をライトボックスとして見立て、2種類、3箱分を組み合わせて使用しています。
一目でローコストだと分かります。
切ったり貼ったりの加工が最低限なので、誰でも実現できるのがウリです。
ほぼ、材料を揃えるだけです。
「撮影ブース」というと、人はナゼか「箱」を作って外側から光を当てたくなるみたいですが・・・全く合理的ではありません。
最初に「箱」を作ってしまうと、構造的に、本来明るくしたいはずの「箱の内側」よりも「箱の外側」が明るくなってしまうのです。
苦労して作ってみたはいいけれど、いざ写真を撮ってみると「ナンカチガウ」事に気が付きます。
一般的に販売されている「撮影ブース」の形に引っ張られて、イメージが出来上がってしまっているのだと思われます。
消灯状態と点灯状態です。
2つの横方向用ライトボックス(サイドボックス)と壁面とで三角形に囲った範囲に撮影対象を置き、1つの縦方向用ライトボックス(トップボックス)でフタをするカタチです。
撮影対象物は、ライトの直接照射ではなく、スチロール箱の底面で反射した光に照らされている「間接照明」状態です。
撮影用語的に言えば「点光源」を「面光源」にしています。
よくある、強すぎる影と強すぎるハイライトで対象の形状が分かりにくくなる状態を回避しており、撮影された画像も、より加工がしやすい状態になります。
上記の画像のように必ずしも細かいディテール表現が必要ではない場合・・・
たとえば
ヤフオクなどの商品画像を撮影する場合は、サイドボックスを面を向い合せ平行に配置、四角の範囲内に商品を置いてトップボックス近くから撮影します。
普通に撮るよりも商品が魅力的に見える撮影が可能です。
スチロールボックスは、とにかく箱が軽く、安定感も抜群。
撮影したい物体の形状や大きさにあわせて、手軽かつ自由にレイアウトできるのが特徴です。
撮影対象の大きさによって、ライトボックスの位置を自在に変えて撮影できます。
「箱型」では考えられないフレキシビリティです。
片付けもラクチンです。
トップライトの支えに、手近にあった50枚組DVD-Rのケースカバーを使っていますが、撮影の状態からいえば、直接サイドボックスの上に置いても変わりません。
発熱の少ないLEDとはいえ、照明器具とスチロールボックスを直接接触させるのはマズイように思ったという・・・単なる放熱対策です。
あと、
ボックス内の照明を点けた状態の画像では、室内の照明を消したかのように暗く映っていますが、実際は消していません。
デジカメ側で、発光部分の内部の状態まで写すように働き、自動でコントラストを調整してしまうのでこのように見えます。
【注意】
LED照明を使う都合上、絶対にオススメしておきたいのが、「ブルーライト」対策です。
スチロール箱の反射光がメインとは言え、液晶モニターを見るよりもさらに光量が多いハズなので、設営や撮影の際には、必ず「ブルーライトカット」メガネやゴーグルを着用してください。
LEDは、消費電力や発熱のデメリットが格段に軽減されますが、青い光の成分となると、通常の照明の6倍の強度を持っているんだとか。
網膜の加齢黄斑変性につながるなど、長期にわたって視力に深刻な影響をあたえる危険性が指摘されています。
裸眼での色の確認は、デジカメから出力した画像にて確認するようにします。
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